絞りとは光源からの光を、取り入れ口の大きさを大きくしたり小さくしたりすることによって調節し、明るさと焦点深度(※)を操作する装置のことです。絞りを絞る(口を小さくする)ほど像は暗くなりますが、焦点深度は深くなります。
絞りには、主に2つの種類があります。
【回転板絞り】 直径の異なる穴が複数開いた円板が、ステージに取り付けられ、回転することによって穴の直径に応じた光量が調節できます。 |
【虹彩絞り】 理想的な絞りであり、調節が簡単です。羽状の絞り板を絞ったり開けたりすることで、穴の直径を変化させ、光量を調節します。 |
※焦点深度とはピントがあっている範囲のことであり、手前から奥まで広い範囲でピントがあっている場合、「焦点深度が深い」といいます。絞りを絞るほど焦点深度は深くなります。また、倍率を上げるほど焦点深度は浅くなります。