日本の電力需要のほとんどは、水力、火力、原子力発電によって賄われています。
●水力発電
ダムでせき止めた河川の水を高い所から低い所まで導き、その流れ落ちる勢いにより水車とそれに接続した発電機を回して電気を起こします。全電力量の約10%を占めています。
●火力発電
石油、石炭、天然ガス等を燃焼させてボイラーを加熱し、得られる高温、高圧の蒸気によってタービンとそれに接続した発電機を回して電気を起こします。
●原子力発電
火力発電における石油や石炭等の代わりに、ウランが核分裂を起こす際に出すエネルギーを利用します。原子炉の中の水はウランが発生する熱によって加熱され蒸気となり、タービンとそれに接続した発電機を回して電気を起こします。全電力量の約35%を占めています。
これらの発電方法は、使用するエネルギー資源こそ違うものの、回転力(運動エネルギー)を磁石とコイルを利用した発電機により電気エネルギーに変えるしくみは共通しています。現在では発電の中心的役割を担っており、全電力量の約55%を占めています。