●浮力の学習において、「歴史的な事実」や「意外性のある事象」の追究を通して、生徒自ら浮力の存在に気付き、興味をもって問題解決していく実験セットです。 |
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●[使い方A] |
| ①江戸城や大阪城の石垣の「石」が船によって遠方から運ばれていた歴史的な事実を、生徒に説明する。 |
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②生徒は、船(ステンレス容器)に、石(ブロック)を1つ、2つと乗せていくと、船が沈んでしまうことを、まず実験する。生徒は、乗せ方を変えたり、塩水にしたり工夫するが、やはり沈んでしまうことを知る。 |
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③ヒントとして、石を送り出した港の沖には、縄のついた石が今でも沈んでいることを知らせる。 |
④生徒は、ブロックにひもをつけて容器につるすことを考え、実験して確かめる。この実験を通して、「石は水の中では軽くなるのではないか」と浮力の存在に気付く。 ⑤それぞれのブロックの、空気中での重さと水中での重さをばねはかりを使って調べる。ブロックの水中での軽くなり方から「ブロックの大きさ(体積)が関係があるのでは?」と発展的に学習問題を発見し、興味をもって追究していく。 |
●[使い方B] |
| ①重さが等しく体積が異なるブロックを、てこの両端に吊るして、てこを水平につりあわせる。 |
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| ②つるした両方のブロックを、水の中に沈めると、空中ではつり合って水平になっていたてこが、水の中では傾くことを確かめる。 ③生徒は、その傾きから、「体積が小さいブロックの方に傾く」ことを観察、確認する。生徒は、「水の中で、つり合いが崩れた」ことから、「つり合いが崩れるのは、片方のブロックが水中で軽くあるいは重くなったのではないか」と疑問をもつ。 ④それぞれのブロックの、空気中での重さと水中での重さをばねはかりを使って調べる。 ⑤ブロックは、両方とも水中で軽くなっていることを知り、その軽くなり方から「ブロックの大きさ(体積)が関係があるのでは?」と発展的に学習問題を発見し、興味をもって追究していく。 |
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<仕様>
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